【パーキンソン病】障害厚生年金2級の受給事例|動作の不自由さから退職となり65歳以降の年金選択まで見据えて受給に至った60代男性のケース
年代:60代
性別:男性
傷病名:パーキンソン病
年金の種類:障害厚生年金
等級:2級
相談時の状況
ご相談者様は製造業の現場で長年勤められていましたが、発症から約4年が経過する中で体に不自由が生じるようになりました。主な症状として、動作全体が遅くなる「動作緩慢」、足が地面に貼りついて前に出ない「すくみ足」、手指の「振戦(ふるえ)」が現れ、業務や日常の不便が著しく増加していきました。
特に歩行時の転倒リスクが高まり、移動時には奥様の見守りや介助が不可欠となりました。また、手指のふるえや動作の遅れから食事や着替えにも時間がかかり、ご自宅での生活全般において奥様のサポートが必要な状態でした。
休職して治療やリハビリを重ねたものの、安全な業務遂行が困難として最終的に退職を選択せざるを得ませんでした。退職後の収入面への不安に加え、「65歳以降に受け取る老齢年金との関係はどうなるのか」「両方受け取れるのか、一番損をしない受け取り方はどうなるのか」という疑問と不安から、奥様とともに当事務所へご相談にお越しになりました。
申請におけるポイントと当事務所のサポート
1. 初診日と障害認定日(1年6ヶ月経過日)の正確な特定
パーキンソン病をはじめとする神経難病は、初期症状が軽微で受診までに時間を要したり、他疾患との鑑別に時間がかかったりするケースが多く見られます。当事務所で受診経過を精査して初診日を明確に特定し、初診日から1年6ヶ月が経過した「障害認定日」時点での遡及可能性を含めて迅速に手続きを進めました。
2. 日常生活における「肢体障害の実態」を診断書へ正確に反映
パーキンソン病は薬の服薬時間帯(オン・オフ状態)によって症状が大きく変動します。診察時の短時間では伝わりにくい日常の困りごとを主治医へ伝えるため、当事務所で以下の実態をまとめた参照資料を作成・提出しました。
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歩行時の転倒リスクと見守り・介助の必要性
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手指の振戦および動作緩慢による食事・更衣の所要時間
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日常生活全般における配偶者の介護負担度
3. 生涯受給額を最大化する「65歳前後の年金受給シミュレーション」
60代の方にとって最も重要な「65歳以降の老齢年金との併給調整」について、厚生年金の加入実績をもとに詳細な比較シミュレーションを実施しました。
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65歳未満: 「障害基礎年金2級 + 障害厚生年金2級」を受給
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65歳以降: 「障害基礎年金2級 + 老齢厚生年金」の組み合わせを選択
上記のように切り替えることが生涯にわたる受給総額を最も多く(有利に)できる旨を明確な数値でご提示し、将来的な見通しを立てていただきました。
結果
審査の結果、障害認定日時点からの権利が認められ、無事に障害厚生年金2級(障害基礎年金2級を含む)の受給が決定いたしました。
支給決定の通知が届いた際、奥様からは「退職後の収入面だけでなく、65歳以降の老齢年金と組み合わせた『生涯で最も有利な受給プラン』まで示していただけたことで、将来への不安が吹き飛びました。二人で穏やかに療養生活に向き合えそうです」とのお声をいただきました。
障害年金は、ご本人様はもちろん、傍らで支えるご家族様の生活と未来を守るための大切な制度です。特に60代の方の場合、目先の申請だけでなく65歳以降の老齢年金との併給調整を見据えた長期的視点での選択が不可欠となります。当事務所では、生涯にわたって損をしない最適なプランをご提案いたします。一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。


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