【糖尿病】障害厚生年金2級の受給事例|初診日証明(受診状況等証明書)が得られず諦めかけていた50代男性のケース

年代:50代

性別:男性

傷病名:糖尿病(糖尿病性神経障害)

年金の種類:障害厚生年金

等級:2級

相談時の状況

長年糖尿病の治療を続けていらっしゃいましたが、併発症である「糖尿病性神経障害」が悪化し、両足の激しい痺れや感覚麻痺、歩行障害が現れるようになりました。日々の移動や立ち仕事に著しい支障をきたし、階段の昇降や長時間の歩行には強い痛みを伴うなど、日常生活でもご家族の手助けが欠かせない状態となっておられました。

将来への強い不安から障害年金の申請を決意されたものの、最大の壁となったのが「初診日の証明」でした。今から10年以上前に初めて糖尿病と診断された医療機関はすでに廃院しており、カルテ(診療録)も廃棄されていたため、公的な証明書である「受診状況等証明書」を取得することができませんでした。

年金事務所で「初診日が証明できないと手続きを進めるのは難しい」と説明を受け、ご本人は「古い話だから証明のしようがない」「これ以上はどうすることもできない」と絶望感に苛まれておられました。途方に暮れていたご家族が「諦める前に専門家に相談してみよう」と当事務所へお越しになりました。

申請におけるポイントと当事務所のサポート

1. 初診日を客観的に裏付ける「第三者証明」および客観的資料の収集・精査

医療機関にカルテが残っていない場合でも、初診日を特定・証明するための補強資料を集めることで道が開けるケースがあります。当事務所では、当時の診察券やお薬手帳の履歴などを徹底的に調査いたしました。さらに、当時の受診状況を知るご家族やご友人等からの「第三者証明(初診日に関する第三者からの申立書)」を作成し、客観性の高い補強資料として集約いたしました。

2. 歩行障害・感覚障害の実態を伝える「生活実態の参考資料」の作成

糖尿病性神経障害による歩行制限や感覚麻痺は、短時間の診察では主治医の先生へ十分に伝わりきっていないことがあります。そこで当事務所では、ご家庭での転倒リスクや階段使用時の支障、靴の着脱時の困難さなど、具体的な生活上の不自由さをまとめた「生活実態に関する参考資料」を作成し、主治医へお渡しいただきました。これにより、先生にもご本人の本来の厳しさを正確にご理解いただき、足の障害状態が適切に反映された診断書を作成していただくことができました。

3. 初診日立証の経緯と神経障害の進行プロセスをリンクさせた申立書の作成

本ケースの病歴・就労状況等申立書では、一般的な経過記述にとどまらず、「初診時の糖尿病の発症状況」「収集した客観的資料・第三者証明の整合性」「神経障害に伴う歩行能力の低下プロセス」を論理的に紐付けて構成いたしました。初診日の正当性を主張するとともに、両足の感覚障害や歩行困難により日常生活に著しい制限を受けている実態を明確に伝え、審査官に納得感を与える申立書を丁寧に仕上げました。

結果

審査の結果、無事に年金制度上の初診日が認められ、障害厚生年金2級の受給が決定いたしました。

支給決定の通知を受け取られたご本人からは、「最初の病院がなくなっていて諦めかけていただけに、決定の知らせを受けたときは胸が熱くなりました。プロにお願いして本当に救われました」と、安堵に満ちたお声をいただきました。

確かな経済的支えができたことで、現在は足の治療やリハビリに無理なく専念され、ご家族に見守られながら穏やかな日々を送られていらっしゃいます。初診日の証明書類が得られずにお困りの方や、手続きが難しく諦めかけている方は、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所までお気軽にご相談ください。

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