【若年性認知症】障害厚生年金3級の受給事例|業務上のミスが増え休職を余儀なくされていた50代男性のケース
年代:50代
性別:男性
傷病名:若年性認知症
年金の種類:障害厚生年金
等級:3級
相談時の状況
長年勤めてきた職場で、それまで問題なくこなせていた業務にミスが目立つようになり、新しい手順の習得やスケジュール管理が著しく困難になられました。当初は疲労やストレスによるものと考えていらっしゃいましたが、症状が進行して日常生活や対人関係にも支障が現れ始めたため医療機関を受診したところ、「若年性認知症」と診断を受けられました。
病状の進行に伴い従来の業務を続けることが厳しくなり、休職を余儀なくされました。働き盛りでの発症ということもあり、「これから先の家族の生活費や医療費をどう支えていけばよいのか」という経済的な不安がご家族に重くのしかかっていました。ご家族は少しでも生活の足しになればと障害年金の申請をご検討されましたが、若年性認知症における障害年金手続きの複雑さや提出書類の多さを前にして途方に暮れていらっしゃいました。
「働き盛りの年齢で受給できるのだろうか」「何から手を付ければよいのか分からない」と悩み抜かれたご家族が、当事務所へご相談にお越しになりました。
申請におけるポイントと当事務所のサポート
1. 職場や家庭における「記憶障害・遂行機能障害」の実態整理
若年性認知症の申請では、単なるもの忘れだけでなく、「計画を立てて順序立てて行動することの困難さ(遂行機能障害)」や「仕事・家庭生活における具体的な支障度」を客観的に示すことが極めて重要です。当事務所ではご家族から丁寧にお話を伺い、仕事上で生じていたミスの具体例や配置転換・休職に至った経緯、家庭内で必要となっている声掛けや見守りの実態を詳細に聞き取り、客観的な事実として整理いたしました。
2. 主治医への適切な情報共有(生活・就労実態資料の作成)
短時間の診察では、診察室で見えにくい自宅でのご様子や職場で受けていた具体的な配慮、ご家族の介護負担の実態まで主治医の先生へ十分に伝わりきっていないケースが見受けられます。そこで当事務所では、聞き取った生活上の不自由さや就労制限を分かりやすくまとめた「生活実態に関する参考資料」を作成し、受診時に主治医へお渡しいただきました。これにより、先生にもご本人の本来の厳しさを正確にご理解いただき、実態に即した適切な診断書を作成していただくことができました。
3. 発症から現在までの経過を矛盾なく伝える申立書の作成
病歴・就労状況等申立書は、診断書に記載された医学的所見と矛盾が生じないよう、時系列に沿って慎重に作成する必要があります。当事務所では、発症初期の違和感から受診に至る経緯、業務上の制限、休職中の日常生活におけるご家族のサポート状況を整理し、「就労や生活に著しい制限を受けている状態(3級相当)」であることが審査官へ明確に伝わる申立書を丁寧に仕上げました。
結果
審査の結果、無事に障害厚生年金3級の受給が決定いたしました。
支給決定の通知を受け取られたご家族からは、「夫が若年性認知症と診断されたときは将来への不安でいっぱいでしたが、年金の受給が決まり、確かな経済的支えができたことで大きな安心感を得ることができました。プロにお願いして本当に良かったです」と、心からの安堵のお声をいただきました。
障害年金という生活の基盤ができたことで、ご本人は復職への焦りを手放し、ご家族の見守りのもとで無理のない穏やかな療養生活を送られていらっしゃいます。若年性認知症や初老期の精神疾患による将来への不安をお持ちの方は、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所までお気軽にご相談ください。


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