【学習障害(LD)】障害基礎年金2級の受給事例|ほかの発達障害の併存により就労・日常生活に強い支障を抱えていた20代男性のケース

年代:20代

性別:男性

傷病名:学習障害(LD)/注意欠如・多動症(ADHD)併存

年金の種類:障害基礎年金

等級:2級

相談時の状況

幼少期から「文字を読む」「文章を書く」「計算する」といった特定の学習面に著しい不自由さがあり、学校生活や日常生活のさまざまな場面で大きな困難を抱えておられました。大人になって社会に出てからも、マニュアルや指示書の解読、書類の記入、お釣りの計算といった作業でミスが重なり、単独で業務を遂行することが非常に難しい状態が続いていました。

さらにご本人の困難さは、学習障害(LD)の特性だけにとどまりませんでした。注意力の散漫さや不注意によるミス、計画を立てて行動することの難しさ、集中力の途切れやパニック(ADHDの特性)といった「他の神経発達症(発達障害)」も併存しており、職場や日常生活の中で極めて強いストレスと生きづらさを感じていらっしゃいました。

一般的に、学習障害(LD)単独の症状のみでは公的な障害年金の認定基準をクリアすることが極めて難しいのが実情です。ご自身で申請を検討されたものの、「自分の状態でも障害年金の対象になるのだろうか」「複雑な提出書類を正しく準備できる自信がない」と深く悩まれた末、当事務所へご相談にお越しになりました。

申請におけるポイントと当事務所のサポート

1. 併存する発達障害の特性を含めた「生活実態の全体像」の可視化

LD単独では障害年金の認定が得られにくい現状を踏まえ、当事務所では、併存しているADHD(注意欠如・多動症)の特性が日常生活や就労にどのような相乗的な支障を与えているかを丁寧にヒアリングいたしました。単なる「読み書きの苦手さ」だけでなく、不注意による事故やトラブルの危険性、スケジュール管理の困難さ、ご家族による日常的な見守りや金銭管理・手続き代行などの援助実態を、客観的な事実として整理いたしました。

2. 主治医への適切な情報共有(日常生活実態に関する資料作成)

診察の限られた時間内だけでは、診察室で見えづらい家庭や職場での多様な生きづらさが主治医の先生へ伝わりきっていないケースは少なくありません。そこで当事務所では、聞き取りした内容をもとに「日常生活における具体的な困りごとや支援の実態」をまとめた参考資料を作成し、受診時に主治医にお渡しいただきました。これにより、先生にもLD以外の神経発達症の併存状況や総合的な生活の厳しさを正確にご理解いただき、実態に即した適切な診断書を作成していただくことができました。

3. 事実に基づく「病歴・就労状況等申立書」の作成と整合性の確保

幼少期から現在に至るまでの生育歴や就労の経過を記載する「病歴・就労状況等申立書」は、診断書に記載された医学的所見と矛盾がないよう慎重に整理する必要があります。当事務所では、時系列に沿ってご本人の特性や直面してきた困難、周囲からの援助状況を整合性を持って整理し、第三者(審査官)が読んだ際にも日常生活において常時援助を必要とする状態(2級相当)であることが客観的に伝わる申立書を丁寧に仕上げました。

結果

審査の結果、無事に障害基礎年金2級の受給が決定いたしました。

支給決定の通知を受け取られたご本人とご家族からは、「LDだけでは手続きが難しいと聞いて諦めかけていましたが、プロにお願いして本当に良かったです。自分たちの苦しみを正しく書類にして理解してもらえたことで、将来への経済的な不安が大きく和らぎました」と、安堵と感謝に満ちたお声をいただきました。

確かな生活の土台ができたことで、ご本人は現在、ご自身の特性に配慮された安心できる環境で無理なく働けるよう、就労継続支援事業所の利用など次のステップへ向けた準備を前向きに進められています。

障害年金の申請でお悩みの方へ

発達障害やその他の不調により「自分も受給できるのだろうか」「手続きが難しそうで不安」とお悩みの方は、どうぞ一人で抱え込まず、当事務所までお気軽にご相談ください。丁寧にお話を伺い、前を向いて生活できるよう全力でサポートいたします。

ご相談のご予約
045–226–5484

受付時間:平日9:00~18:00