発達障害の障害年金が不支給に…原因と再申請で受給を目指すポイント

発達障害を抱える方が障害年金申請を行い、不支給という結果を受け取られた場合、その理由を理解し、今後の対応を検討することが重要です。
不支給決定の通知には、さまざまな理由が記載されていることが多く、その内容を正確に把握し、再申請に向けて適切な準備を進めることが必要となります。
今回は、発達障害の障害年金申請が不承認となる主な理由と、再申請に必要な手続き、そして申請をスムーズに進めるためのポイントを解説します。

発達障害で障害年金が不承認になる主な理由

障害年金の審査は、障害の状態を総合的に評価して行われます。
発達障害の申請が不支給となる背景には、主に以下の理由が考えられます。

診断書の記載不備や客観性の不足

障害年金の審査においては、診断書の内容が審査結果を大きく左右します。特に以下のような点に不備がある場合、不支給となる可能性があります。

  • 症状の具体性不足
    単に「ADHDと診断されました」という記述だけでは不十分で、具体的な症状(集中力の持続時間、衝動性、多動性など)が日常生活にどのような影響を与えているのかが具体的に記述されていない場合、審査基準を満たしていないと判断されます。
  • 客観的な根拠不足
    曖昧な表現や、客観的な根拠に乏しい記述は、審査に不利に働く可能性があります。

日常生活能力の判定基準を満たしていないケース

障害年金は、日常生活における能力の制限の程度によって支給が決定されます。
発達障害の場合、社会生活や日常生活における自立度が審査の重要なポイントとなります。

  • 判定基準
    食事、着替えなどの基本的な生活動作に加え、家事、買い物、通院などの日常生活行動、対人関係、金銭管理といった社会生活における自立度が比較的高いと判断された場合、不支給となる可能性があります。
  • 対策
    申請書や診断書には、日常生活における具体的な困難さを詳細に記述し、客観的に証明する必要があります。

就労状況が審査基準に合致しないケース

審査では、申請者の就労状況も重要な要素となります。
単に「仕事が辛い」という主観的な記述ではなく、具体的な症状や困難さ、そしてそれらが就労に及ぼす影響を客観的な証拠(医師の診断書、職場の記録など)を基に示す必要があります。
就労している場合でも、短時間労働職場の特別配慮によって成り立っている状況であれば、その実態を正確に申告することが重要です。

不支給決定後の対応と再申請に必要な手続き

不支給決定通知を受け取った後、採り得る手続きは大きく「不服申し立て(審査請求)」「再申請」の2つがあります。

不服申し立て(審査請求)の手続き

不支給決定に不服がある場合は、決定通知を受け取ってから3ヶ月以内審査請求を行うことができます。

  • 内容
    審査請求書に不承認決定に対する異議の内容を具体的に記述し、必要に応じて証拠書類を添付する必要があります。
  • 注意点
    この手続きには、法律的な専門知識が求められるため、専門家のサポートを受けると安心です。

再申請に必要な書類と準備

再申請を行う際には、不承認となった理由を通知書で確認し、その理由を解消するために、より詳細で正確な書類を準備する必要があります。

  • 書類の充実
    前回の申請で不足していた情報や、新たな証拠となる書類を収集・作成します。例えば、医師の診断書には、具体的な症状や日常生活への影響をより詳細に記載してもらい、客観的な根拠となる情報を追加する必要があります。
  • 有効な証拠
    日常生活の様子を記録した日誌や、周囲の人からの証言なども有効な証拠となります。

発達障害の障害年金申請をスムーズに進めるには

専門家(社労士)に相談するメリット

障害年金申請は複雑な手続きを伴うため、専門家である社会保険労務士(社労士)に相談することで、申請をスムーズに進めることができます。

  • サポート内容
    申請に必要な書類の作成支援、不服申し立てに関する専門的なアドバイスなど、申請に関する様々なサポートをしてくれます。
  • 効果
    申請書類の不備を減らし、審査の成功率を高めることができます。

医師との連携で診断書の内容を充実させる

医師との連携を密にすることで、より詳細で客観的な診断書を作成することができます。

  • 適切な伝え方
    医師に、発達障害の症状や日常生活への影響について、具体的な事例を交えて説明し、必要な情報を正確に伝えることが重要です。

日常生活能力の適切なアピール方法

日常生活能力の制限を適切にアピールするためには、具体的な事例を交えて説明することが重要です。

  • 具体例: 「朝起きるのが困難で、いつも遅刻してしまう」「簡単な家事(洗濯や掃除)も手順が理解できず、全くできない」など、具体的なエピソードを記述することで、審査官は申請者の状況をより正確に理解することができます。

まとめ

発達障害による障害年金申請が不支給となった場合、その原因は診断書の記載不備、日常生活能力の判定基準、または就労状況にあることが多いです。

再申請や不服申し立てには専門的な知識と周到な準備が必要ですが、適切なサポートを受けることで受給の可能性を高められます。

発達障害の障害年金申請に関するご不安やお悩みは、湘南・藤沢障害年金サポートへご相談ください。無料相談を通じて、再申請に向けた最適な方法を一緒に検討いたします。

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