【パーキンソン病】障害厚生年金3級の受給事例|職場の配慮を受けながら勤務を継続されていた50代男性のケース

年代:50代

性別:男性

傷病名:パーキンソン病

年金の種類:障害厚生年金

等級:3級

相談時の状況

数年前にパーキンソン病と診断された50代の男性からご相談をいただきました。パーキンソン病は進行性の神経変性疾患であり、時間の経過とともに手足の震えや動作のこわばりなどの症状が少しずつ強まっていきます。ご相談者様も例外ではなく、これまで通りにフルタイムで勤務することや、立ち仕事を長時間続けることが次第に困難な状況へと追い込まれていらっしゃいました。

幸いにも勤務先からは非常に手厚いご理解をいただくことができ、「短時間勤務への変更」「身体的負担の少ない部署への配置転換」「周りのスタッフによる日常的な業務サポート」といった柔軟な配慮のもとで勤務を継続されていました。しかし、日によって体調の波が激しく、どれほど気を配っていても欠勤や早退を余儀なくされる日が増加。「いつまで今の働き方を続けられるだろうか」「勤務時間が減って収入が落ち込み、今後の生活はどうなってしまうのか」という、出口の見えない強い不安と焦りを一人で抱え込まれていました。

さらにご相談者様を悩ませていたのが、「仕事を続けて給与を得ている以上、自分は障害年金の支給対象にはならないのではないか」という思い込みでした。障害年金制度の複雑さから手続を踏み出せずにいらっしゃいましたが、「少しでも将来の不安を軽くしたい」という切実な思いから、当事務所へご連絡をくださいました。

申請におけるポイントと当事務所のサポート

「働きながら障害年金を申請する」というケースでは、審査側に正しい実態を届けるための専門的なアドバイスと丁寧な手続きが欠かせません。当事務所では以下のポイントに重点を置き、全面的なサポートを行いました。

  • 職場における具体的な配慮内容の可視化

    障害年金の審査において、就労中の方は「どのような制限があり、周囲からどんなサポートを受けて成り立っているか」が極めて重要な判断材料となります。単に「現在も勤務している」という表面的な事実だけで不支給と判定されないよう、当事務所が短時間勤務の実情、配置転換の経緯、周囲のフォロー体制、欠勤・早退の頻度などを丁寧にお聞き取りいたしました。そのうえで、労働に大きな制約がある実態を「就労状況申立書」へ的確に反映させました。

  • 主治医へ実態を伝えるための情報共有サポート

    診察室という限られた時間の中では、日常の苦労や職場で受けている配慮のすべてを医師へ正確に伝えることが難しい場合が多く見られます。また、ご相談者様ご自身が「先生に余計な心配をかけたくない」と無理をしてしまい、症状を控えめに伝えてしまうことも少なくありません。そこで当事務所では、日々の業務で生じている不便さや具体的な配慮内容を整理した「主治医向けヒアリングシート」を作成いたしました。これを主治医にお渡しいただくことで、生活実態に即した適切な診断書の作成を行っていただける環境を整えました。

  • 初診日の証明から年金事務所手続きまでの全面代行

    パーキンソン病のように経過が長く続く疾患では、過去の受診履歴を辿り、制度上の「初診日」を確実に証明することが重要です。体調が優れない中で複雑な書類を集めたり年金事務所へ足を運んだりすることは、ご相談者様にとって大きな身体的・精神的負担となります。当事務所が初診日証明の取得から申請書類一式の作成、年金事務所への提出までを一括して代行し、安心して療養と就労に専念していただけるよう努めました。

結果

手続の結果、無事に障害厚生年金3級の支給が決定いたしました。

「働きながらでも障害年金が認められるとは思っていませんでした。毎月の経済的な補填ができたことで心に大きなゆとりが生まれ、前向きな気持ちで仕事に向き合えるようになりました」と、通知を受け取られたご相談者様から心底安堵されたお声をいただくことができました。

「仕事を続けているから障害年金は無理だ」とあきらめてしまう方は少なくありません。しかし、パーキンソン病などの傷病におきましては、「職場の配慮や周囲のサポートがあって初めて成り立っている就労状態」であることを客観的な資料とともに正しく証明できれば、働いていても受給に至る可能性は十分にございます。お一人で悩みを抱え込まず、まずは一度、当事務所へお気軽にご相談ください。

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