【高次脳機能障害】障害厚生年金2級の受給事例|脳梗塞後に記憶・注意障害が残りご家族の全面的な支援のもと受給に至った50代男性のケース
年代:50代
性別:男性
傷病名:高次脳機能障害(脳梗塞後遺症)
年金の種類:障害厚生年金
等級:2級
相談時の状況
メーカーに勤務されていた50代男性の相談者様は、脳梗塞を発症後、一命を取り留めたものの後遺症として高次脳機能障害(記憶障害・注意障害・感情コントロール障害)が残ってしまいました。退院後は職場復帰を果たしたものの、新しい記憶の定着が難しく仕事の予定を忘れてしまうことや、複数作業でパニックになりミスが多発するなど、従来の業務を継続することが極めて困難な状態でした。
家庭内でも集中力や注意力が続かず作業を途中で投げ出してしまい、感情の調整が難しくなったことで奥様や2人のお子様との摩擦が増加。一人での外出時に道に迷うリスクもあり、常にご家族の見守りや声かけなしには日常を維持できないほど疲弊しておられました。
リハビリによる回復は緩やかで仕事の継続も限界に達し、ご家族ともに将来への深い不安を抱えておられました。「外見からはわかりにくい障害のため、どれほど仕事や生活に困っているかが制度上に伝わるのだろうか」「家族の負担が増す中で自力で複雑な手続きを進める余裕がない」とお悩みになり、奥様を伴って当事務所へご相談にお越しになりました。
申請におけるポイントと当事務所のサポート
1. 「見えにくい障害」による認知機能低下と社会的行動の困難を可視化
身体麻痺とは異なり周囲から把握しにくい高次脳機能障害の実態を丁寧にヒアリングいたしました。予定管理の不能や衝動性の高まり、外出時の迷子リスクなど「常時ご家族の援助を必要とする生活制限」を客観的事実として整理・明確化いたしました。
2. 診察室では把握しにくい「就労制限・家庭での危険行動」を主治医へ正確に共有
職場での業務中断やミスの頻発、家庭内での見守りの必要性をまとめた参考資料を作成いたしました。受診時に主治医へお渡しいただいたことで、医師の適切な医学的見解のもと、「認知機能の低下」や「社会的行動の著しい制限」が的確に反映された診断書の作成につなげることができました。
3. 一人では生活が成り立たない実態を論理的に伝える申立書の作成
発症からリハビリの経過、奥様やお子様による手厚い見守りや声かけがあって初めて生活が維持されている実態を「病歴・就労状況等申立書」へ詳細に記載いたしました。診断書と申立書の記載内容を完全に整合させ、書類作成から提出まで代行することでご本人とご家族の負担を極限まで軽減いたしました。
結果
提出した書類に基づき日本年金機構にて審査が行われ、記憶障害や注意障害、社会的行動の困難による著しい生活・就労制限が適切に評価された結果、無事に障害厚生年金2級の受給が決定いたしました。
支給決定を受けたご本人と奥様からは、「見た目には伝わりにくい障害のため受給できるか不安でしたが、日々の辛さを丁寧に書類にしていただき本当に救われました。これで気持ちにゆとりを持って生活を支えていけます」と、安堵の笑顔でお話しいただきました。
確かな経済的支えが得られたことで、ご本人は現在、無理のないペースでリハビリを続けられ、ご家族とともに穏やかな療養生活を送られています。


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