【がん(悪性新生物)】障害厚生年金3級の受給事例|通常勤務を続けながら重い抗がん剤副作用に悩んでいた40代男性のケース

年代:40代

性別:男性

傷病名:がん(悪性新生物)

年金の種類:障害厚生年金

等級:3級

相談時の状況

40代という働き盛りでがん(悪性新生物)の発覚を受け、手術および抗がん剤・放射線治療を開始されました。懸命な治療により勤務自体は継続されていたものの、抗がん剤の副作用による激しい全身倦怠感、手足のしびれ(末梢神経障害)、頻繁な悪心などに絶えず悩まされていらっしゃいました。

休職せずに通常勤務を維持していたものの体力的に限界に近く、残業免除や出張制限、社内の配慮やご家族のサポートなしには業務を遂行できない過酷な状態でした。高額な治療費の負担がかさむ中で「このまま体調が悪化したら仕事を続けられなくなるのではないか」という強い経済的不安を抱えておられました。

医療機関で「がんでも障害年金の対象になり得る」とお知りになり申請をご検討されましたが、働きながら膨大な書類を準備する余力がなく、「フルタイム勤務を続けている自分でも受給できるのだろうか」という疑問から手続きへ踏み出せずにいらっしゃいました。ご自身での申請に限界を感じられ、当事務所へご相談にお越しになりました。

申請におけるポイントと当事務所のサポート

1. フルタイム勤務下における「就労制限・生活支障」の客観的可視化

がんによる障害年金請求では、検査数値だけでなく「治療の副作用やがん由来の症状が、仕事や日常生活にどれほど制限を与えているか」を客観的に示すことが極めて重要です。当事務所では丁寧な聞き取りを行い、フルタイム勤務でありながら受けている業務上の配慮(出張免除・通院配慮等)や、帰宅後に激しい疲弊で家事が行えない実態を客観的な事実として精緻に整理いたしました。

2. 主治医への適切な情報共有(就労・生活実態資料の作成)

がん治療を担当する主治医の先生は、腫瘍の経過観察や抗がん剤の処方に注力されるため、患者様が職場で受けている配慮や自宅での具体的な辛さまで短時間の診察内で把握することは困難な場合があります。そこで当事務所では、聞き取った就労上の制限や生活上の困りごとをまとめた「生活・就労実態に関する参考資料」を作成し、受診時に主治医へお渡しいただきました。これにより、先生にもご本人の本来の厳しさを正しくご理解いただき、実態に即した適切な診断書を作成していただくことができました。

3. 治療経過と労働制限を整合させる「病歴・就労状況等申立書」の作成

初診から現在に至るまでの治療歴、副作用の推移、それに伴う勤務状況の変化を記載する「病歴・就労状況等申立書」は、診断書の内容と整合性を保つことが必要不可欠です。当事務所では、時系列に沿って身体的苦痛や職場からの配慮実態を論理的に整理し、「通常勤務であっても著しい就労制限を受けている状態(3級相当)」であることが審査官へ明確に伝わる申立書を丁寧に仕上げました。

結果

審査の結果、無事に障害厚生年金3級の受給が決定いたしました。

支給決定の通知を受け取られたご本人からは、「仕事を続けながらでは自力で書類を揃えることなど到底できませんでした。働きながらでも受給できると分かり、今後の治療費や生活面での大きな経済的支えができたことで、心底ほっといたしました」と、安堵に満ちた笑顔でお話しいただきました。

経済的な安心感が得られたことで、ご本人は現在も無理のない範囲で会社からの配慮を受けつつ、体調を最優先に考慮したペースでお仕事を継続されていらっしゃいます。

障害年金の申請でお悩みの方へ

がんなどの悪性腫瘍の治療を受けながらお仕事を続けられている方で、「自分も受給対象になるのだろうか」「手続きをする余力がない」とお悩みの方は、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所までお気軽にご相談ください。専門の社労士が丁寧にお話を伺い、前を向いて生活できるよう全力でサポートいたします。

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