【糖尿病】障害厚生年金3級の受給事例|視力・視野が基準未満で一度は受給を諦めかけた50代男性のケース
年代:50代
性別:男性
傷病名:糖尿病(糖尿病性網膜症)
年金の種類:障害厚生年金
等級:3級
相談時の状況
長年糖尿病の治療を続けていらっしゃいましたが、進行に伴い重大な併発症である「糖尿病性網膜症」を発症されました。視力の低下や視界のぼやけ、視野の欠損といった症状が徐々に悪化し、日常生活や仕事において深刻なやりづらさを抱えるようになられました。
何とか身の回りのこと(身辺自立)はご自身でこなされていましたが、仕事面では文字の読み取りや細かな作業が困難となり、従来通りの業務を遂行することが厳しくなっていらっしゃいました。将来への強い不安から障害年金の申請を調べ始められたものの、ご自身で認定基準を確認された際、「視力や視野の数値が障害等級の明確な基準に達していないのではないか」と思い込み、「自分は対象外かもしれない」と一度は受給を諦めかけておられました。
しかし、目が見えづらい状態での日常生活や業務の限界を感じ、「本当に方法がないのかプロに確認したい」と藁にもすがる思いで当事務所へご相談にお越しになりました。
申請におけるポイントと当事務所のサポート
1. 眼科的数値と「実際の見えづらさ」の重なりを多角的に整理
糖尿病性網膜症をはじめとする眼の障害では、単なる両眼の矯正視力だけでなく、視野狭窄の程度や「視力と視野の不自由さが重なることによる生活障害」を総合的に評価することが重要です。当事務所では丁寧なヒアリングを行い、身辺自立はできているものの、文字の誤読、暗所での転倒リスク、職場で生じている具体的な業務上の支障などを詳細に聞き取り、単一の検査数値だけでは表れにくい見えづらさの実態を客観的に整理いたしました。
2. 主治医(眼科医)への適切な情報共有(生活・就労実態資料の作成)
眼科の定期診察では、精密検査や処置が中心となり、ご自宅や職場でどのような具体的な不自由が生じているかまで主治医の先生へ伝えきれていないケースが多く見られます。そこで当事務所では、聞き取った生活上の困りごとや仕事上の制限をまとめた「生活・就労実態の参考資料」を作成し、受診時に主治医へお渡しいただきました。これにより、先生にもご本人のリアルな困りごとを正確にご理解いただき、実態に即した適切な診断書を作成していただくことができました。
3. 視覚障害特有の進行プロセスに焦点を当てた申立書の再構築
本ケースの病歴・就労状況等申立書では、一般的な療養経過の記述にとどまらず、「眼底出血やレーザー治療の経緯」「見えづらさの増悪に伴う業務内容の変遷(手元作業の断念など)」という視覚障害ならではの節目にフォーカスして作成しました。診断書の検査数値と整合性を保ちながら、業務や生活上で受けている制限を客観的かつ論理的に記述し、審査官へ実態が正確に伝わる書類へと仕上げました。
結果
審査の結果、無事に障害厚生年金3級の受給が決定いたしました。
支給決定の通知を受け取られたご本人からは、「自分で基準を見たときは諦めかけていただけに、決定通知を見たときは本当に救われた思いでした。確かな経済的支えができたことで、今後の生活や仕事に対する焦りが大きく和らぎました」と、心からの安堵のお声をいただきました。
障害年金という生活の基盤ができたことで、ご本人は現在も無理のない範囲で周囲のサポートを受けながら、前向きにお仕事を継続されていらっしゃいます。糖尿病性網膜症などの視覚障害で「自分の数値で受給できるか不安」「手続きが難しそう」とお悩みの方は、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所までお気軽にご相談ください。


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