【潰瘍性大腸炎】障害厚生年金3級の受給事例|頻繁な腹痛と下痢で営業職の継続に悩んでいた50代男性のケース

年代:50代

性別:男性

傷病名:潰瘍性大腸炎

年金の種類:障害厚生年金

等級:3級

相談時の状況

数年前から激しい腹痛と頻繁な下痢、粘血便の症状が現れ、医療機関を受診したところ国家指定の難病である「潰瘍性大腸炎」と診断されました。内服薬による治療を続けていらっしゃいましたが、なかなか症状が安定せず、寛解(症状が落ち着くこと)と再燃(症状が悪化すること)を繰り返す苦しい日々が続いていました。

営業職として長年第一線で活躍されていましたが、突然襲ってくる強い腹痛と排便障害のため、顧客との商談中や移動中にも頻繁にトイレに駆け込まざるを得ない状況でした。外出や移動を伴う業務の遂行が困難となり、会社へ事情を説明して内勤業務への転換や勤務時間の配慮を申告したものの、手当の減少による収入面の落ち込みや「これまで通り働けない」という焦りが大きな精神的ストレスとなっていらっしゃいました。

体調面と将来の経済面の両方で不安を募らせる中、インターネットで難病であっても障害年金が請求できる可能性があることをお知りになりました。しかし、「仕事を続けながらでも申請できるのだろうか」「指定難病の認定を受けていれば自動的に受給できるのか」といった疑問が多く、ご自身で複雑な書類を準備する体力的な余裕もなかったため、当事務所へご相談にお越しになりました。

申請におけるポイントと当事務所のサポート

1. 労働制限と日常生活上の支障に関する客観的な可視化

潰瘍性大腸炎をはじめとする消化器疾患の障害年金申請では、検査数値だけでなく「排便回数や腹痛の頻度」「就労や日常生活にどれほど制限が出ているか」を客観的な事実として示すことが極めて重要です。当事務所では、ご本人から丁寧にお話を伺い、1日あたりの排便回数や非常時の状況、営業職から内勤へ配置転換せざるを得なかった経緯、職場から受けている配慮の実態などを詳細なデータや具体的なエピソードとして整理いたしました。

2. 主治医への適切な情報共有(日常生活・就労実態の共有)

消化器内科の診察では、血液検査や内視鏡検査の結果、処方薬の確認が中心となり、職場でどのような配慮を受けているかや家庭での不自由さまで主治医の先生へ十分に伝わりきっていないケースが見受けられます。そこで当事務所では、聞き取りした就労制限や日常の困りごとを「生活・就労実態に関する参考資料」としてまとめ、受診時に主治医へお渡しいただきました。先生にもご本人の具体的な苦労や労働上の制限を正確にご理解いただき、実態に即した適切な診断書を作成いただくことができました。

3. 事実に基づく「病歴・就労状況等申立書」の作成と整合性の確保

発症から現在までの治療歴や、体調の波に伴う勤務状況の変化を記載する「病歴・就労状況等申立書」は、診断書の内容と矛盾が生じないよう慎重に整理する必要があります。当事務所では、時系列に沿って症状の悪化時期や仕事上で生じた支障、勤務上の配慮(トイレ休憩の確保や内勤への変更等)を事実に基づいて整理し、審査官へ現状の厳しさが客観的かつ明確に伝わる申立書を丁寧に仕上げました。

結果

審査の結果、無事に障害厚生年金3級の受給が決定いたしました。

支給決定の通知を受け取られたご本人からは、「仕事を続けながらでは手続きを進める体力的・精神的余裕がなかったので、プロにお任せして本当に助かりました。年金という確かな経済的支えができたことで、無理な働き方をせず体調第一で仕事を続けていく決意が固まりました」と、安堵に満ちたお言葉をいただきました。

経済的な安心感が得られたことで、現在は会社からの配慮を受けつつ、ご自身の体調を最優先に考慮したペースで仕事を継続されていらっしゃいます。潰瘍性大腸炎などの難病で「働きながらでも受給できるのだろうか」「手続きの手間が重荷になっている」とお悩みの方は、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所までお気軽にご相談ください。

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