【知的障害・てんかん】障害基礎年金2級の受給事例|てんかんの初診日が不明な状態から「20歳前傷病」を活用し受給に繋がった事例
年代:20代
性別:男性
傷病名:知的障害・てんかん
年金の種類:障害基礎年金
等級:2級
相談時の状況
ご相談にお越しいただいたのは、日常生活や就労面でご家族の手厚いサポートを受けながら暮らしていらっしゃる20代男性のご家族様でした。以前からてんかん発作の症状があり、将来的な生活への不安から障害年金の申請を検討されたものの、「初診日」の壁に大きくぶつかってしまっている状態でした。
てんかんの発症当時に通院していた病院のカルテはすでに保管期間を過ぎて破棄されており、初診日を証明する「受診状況等証明書」の入手が不可能な状況でした。主傷病と考えていたてんかんの初診日が証明できないため、申請手続きが完全にストップしてしまい、「もう年金を受け取ることはできないのだろうか」とご家族様は途方に暮れ、強い不安と疲弊感を抱えていらっしゃいました。
申請におけるポイントと当事務所のサポート
1. 「20歳前傷病の知的障害」へ着目した申請方針の再構築
これまでの生育歴や生活状況を丁寧にヒアリングしたところ、てんかんの発症以前から発達面での不安があり、知的障害の診断も受けていらっしゃることが分かりました。知的障害は原則として「出生日=初診日」と扱われるため、初診日の証明書類が不要となります。そこで、証明が困難な「てんかん単独」での申請ではなく、「20歳前傷病による知的障害(てんかんを併発)」として申請方針を大きく切り替えるご提案をいたしました。
2. 日常生活の困難さを正しく反映させるためのサポート
主治医に診断書を作成いただくにあたり、短時間の診察だけでは伝わりにくい日常の困りごとをまとめた資料を作成しました。「てんかん発作が起きた際のリスク」「身の回りのことや金銭管理においてご家族がどのような手助けを行っているか」といった実態を具体的に整理して医師にお伝えしたことで、ご本人の生活実態に即した適切な診断書を作成していただくことができました。
3. 生育過程と生活実態を網羅した「病歴・就労状況等申立書」の作成
出生時から現在に至るまでの具体的なエピソードや、日常生活で必要な支援の程度を丁寧に聞き取り、「病歴・就労状況等申立書」に落とし込みました。言葉だけでは伝わりにくいご本人とご家族の負担やご苦労が、審査側にしっかりと届くような書類構成に仕上げました。
結果
適切な方針転換と入念な書類準備のもと申請を行った結果、無事に「障害基礎年金2級」の支給が決定いたしました。
初診日が特定できず、一時は諦めかけていらっしゃったご家族様からは、「専門家に相談したおかげで諦めずに済み、本当に救われました。これで息子の将来に対する不安が大きく和らぎました」と、心から安堵された笑顔とお言葉をいただくことができました。
障害年金の手続きは、傷病の捉え方や申請のアプローチを一工夫するだけで、開けなかった道が開けるケースが多くあります。「初診日の証明が取れない」「自分では手続きを進められない」とお困りの方も、まずは諦めずに当事務所へご相談ください。


初めての方へ



