統合失調症で20歳前傷病で障害基礎年金2級、遡及申請・事後重症が認められたケース
性別:女性
年齢:20代
就労状況:無職
傷病名:統合失調症
相談時の状況
就労支援センターでの障害年期勉強家に参加されたお父様よりご相談いただきました。
社労士による見解
この方は短大入学されて直ぐに幻覚・幻聴に悩まされ休学、家族の勧めで精神科を受診。統合失調症と診断されました。
通院以外は自室に引きこもり容姿を気にされ、マスクを外せない日々をすごされました。
入浴や歯磨き着替えも出来ず家族とも通院時以外は接触できませんでした。
被害妄想と幻聴が顕著で外出困難だったこと、家族も本人を説得できず、通院を自己判断で通院を中断。
両親の勧めで市の自立・就労支援窓口に登録し、簡単なアルバイトに就きましたが、他人の視線が怖く数日で行けなくなりました。
その後も症状は変わらず、相変わらず自室に引きこもっていました。
その後、ご家族の説得で通院と服薬治療を再開。
自分の容姿や写真を撮られるかもしれないという被害妄想は以前よりよくなり、自宅でお母さまの家事手伝いなどはできるようになりました。
しかし家族の付き添いがないと外出は難しく、就労は依然難しいご様子に感じました。
受任してから申請までに行ったこと
この方は、通院は一時中断したものの、同じクリニックに通われていたため、初診時の証明・障害認定日頃の診断書と現症の診断書と同一クリニックで書いてもらうことが出来ました。
20歳前傷病のため、所得非課税証明書5年分を代理で取得し申立書を作成し、添付書類として提出しました。
病歴・就労申立書は、ご本人様、お父様とも連携をとり、丁寧にサポートし、聞き取りを行い作成しました。
結果
無事、障害基礎年金2級・遡及請求が認められました。